理事長所信・基本計画

 

2023年度 一般社団法人 玉名青年会議所 理事長所信

 
一般社団法人玉名青年会議所
第67代理事長 楯岡 大輝

 

~はじめに~

2022年11月15日を経て、一般社団法人玉名青年会議所は、生誕66年の歴史を刻み、地域社会の発展や繁栄と平和を目的として活動を行ってきました。私は、その活動へ2010年11月から関わって来ています。約12年の経験は、とても貴重な経験と多くの学びを与えていただきました。

まずは、人・他人に対する思いであり、同じ限られた時間を過ごす仲間や協力していただく方への感謝の気持ちは決して、欠かすことはできません。

次に、今まで受け継がれてきた、伝統と歴史を引継、先輩方への敬意と玉名地域をより良き地域へと導くためにご尽力された想いです。

その二つのおもいをしっかりと次世代につなげるために、時代のニーズに合わせた、活動・運動へ進化させ、組織の在り方を見つめ直すことで、一般社団法人玉名青年会議所の今後の発展に向け、未来へと歩み続けることが必要です。

 

「玉名地域の魅力を活かし、学びある第56回熊本ブロック大会の開催」

2020年度に第53回熊本ブロック大会inたまなを開催させていただきましたが、新型コロナウイルスが日本の各地域で蔓延を始めた時であり、会議もあまり出来ずに中止にするか、延期にするかと悩み続けながらも、ハイブリット方式での開催を行うことができました。しかしながら、様々な規制の中で我々の理想としていた大会の構築には至らず、悔しい思いも残る大会となり、この度、第56回熊本ブロック大会を主管させていただく運びとなりました。

今大会では、参加いただいた各地域のメンバーや一般の方々において、限られた貴重な時間の中で、学びのある事業の開催に努めて参ります。また、玉名のメンバーには主管LOMとしての、責任感をもち、大会に携わることで、更なる成長の場となることでしょう。

今回の大会では、玉名地域の更なる魅力の発信と新たに活動エリアに加わった荒尾地域の魅力を盛り込んだ大会を構築します。

 

「安心・安全なまちづくり」

近年、日本各地において社会経済が落ち込んでいる状態であり、我々は、その状況を打破するために行動する必要があります。2017年の60周年において10年間の長期ビジョンとして掲げた「マラソンを活用したまちづくり」が、本年度、「横島いちごマラソン大会」と連携して「玉名いだてんマラソン大会」として実施を迎えようとしています。この大会を玉名地域の魅力の一部として、発信することで経済効果への一助につなげます。

また、地球温暖化等の気候変動にともない、各地域で災害が発生している中で、我々は、日頃からの備えと、有事の際に協力し合える、関係性を各諸団体と構築することで、防災・減災につなげるネットワークの確立を行います。

 

「様々な環境を通して学ぶ青少年の育成」

未来を担う子供達は、様々な環境で育ち、個性豊かな感性を持ち、それぞれの活躍を行い地域の未来を築いていきます。その子供達の成長において、大人たちは色々な機会を提供する義務があり、家族だけではなく、学校やその他の場所を設ける必要があります。

環境には色んなものがありますが、自然環境に身を置いて学ぶ事や、食べ物を通じて学ぶ事、他の地域の環境を知る事など、多々ある環境を活かし、個性豊かな感性と感情を育成し、今後の玉名地域を背負っていくことができる、地域におもいを持った青少年の育成事業を開催します。

 

「魅力ある会員育成と会員拡大」

青年会議所は、卒業があり、20歳から40歳までのメンバーに限られることで、新しい考え方とこれまでの経験に基づき、会議を重ねてより良い地域を目指して活動を行っています。

会員拡大においては、常に課題であり、近年は全国的に会員数の減少がきっかけで存続危機にまで追い込まれるLOMも存在しています。事業が開催できない年が続いていましたが、本年は積極的に事業を開催することで、まずは、メンバー全員が経験を積み魅力のある会員になることで、新たなメンバーが加わってくれることだと信じています。さらに、熊本ブロック協議会と協力して、会員拡大に努めて参ります。

 

「配慮のある組織運営」

携帯電話やタブレット等、電子機器の普及により便利なツールが発達してきています。会議においては、ペーパレス化や自宅でも会議に参加できるアプリもあり、今では組織運営に欠かすことのできないモノとなりました。しかし、メール等の機能が発達した事で、顔の見えない関係性ができ、コミュニケーションの大切さが薄れてきている現状もあります。

本年の組織運営に関しては、便利な機能を活用しつつ、電話連絡や直接会って話をすることでより伝わるおもいを感じてもらい、メンバー間の気持ちが一つになることで、相手の気持ちを考えることのできる組織に導いていきます。

そして、ベテランのメンバーもアカデミーメンバーも情報をうまく共有し、玉名青年会議所が一致団結することで、事業をはじめ、例会や総会の参加率向上につなげます。

 

「むすびに」

我々、青年会議所はSDGsの推進や脱炭素社会の推進と数々の環境の問題や、青少年の育成、まちづくりの一助となる事業等、明るい豊かな社会を目指して、活動を行ってきました。その活動一つ一つにおもいがあり、ひとの意識の向上や変化により、玉名地域をつくり続けてきました。

よく、青年会議所は失敗してもいい団体だと言われますが、おもいがそこにあれば、失敗だと考えずに、一人でもおもいを変えることができれば、必ず地域は良くなると信じて、メンバー一同活動して参ります。

 

 

 

一般社団法人玉名青年会議所2023年度基本計画

 

【2023年度 スローガン】

おもいがひとを変え、地域をつくる