復興創造フォーラム2014
2014年3月10日
3月8日(土)~9日(日)に(公社)日本青年会議所復興創造フォーラム2014が福島県いわき市で開催されました。
玉名青年会議所からは古賀理事長、山田特別理事、福田監事、西林専務理事の4名で参加いたしました。
8日はまず「復興祈念植樹及び講演会」に参加しました。祈念植樹では地元のNPO法人ハッピーロードネットが中心となり、実行委員会を立ち上げ地域住民に元気と希望を与えるべく、『ふくしま浜街道・桜プロジェクト』と銘うって国道6号及び常磐道・県市町村道沿線に桜並木をつくり今回の震災、原発事故のシンボルにしようという運動が展開されており、今回参加したJCメンバーも桜の木を国道の歩道わきに植樹しました。「30年後の故郷に贈ろう」というキャッチフレーズがとてもシンプルでわかりやすく、地域に根ざしたプロジェクトで参加した私たちもとても共感できる事業でした。是非、大きく育った桜が満開に花を咲かせて、多くの人の元気で賑やかな福島をまた訪れたいと思います。
そして、植樹後に震災前は住宅街だった場所を実際に歩き、家屋の基礎ぐらいしか残っていなかったり、破壊された防潮堤などを目の当たりにして、津波の怖さと被害の大きさに言葉を無くしました。その後もバスで移動する途中に津波による被害のつめあとを何ヶ所も見せて頂きました。
また、講演会では東京電力株式会社 福島復興本社 代表 石崎芳行 氏が講師として福島第一原発事故のこれまでの経緯や現状、今後の取り組み、復興本社の取り組みなどについて御講演頂きました。メディアを通しての情報だけではなく、東電の取り組みも含めリアルなお話を聞くことが出来ました。
そして、9日(日)の午後からはいわき明星大学にて「東日本大震災合同追悼式」がまず行われ、犠牲になられた多くの方々へ黙祷を行い、鈴木会頭はじめ参加者を代表して献花が行われました。
会場内には東北各地の物産が並ぶブースが出展されていたり、日本のフラダンスの聖地であるいわき市ならではのフラダンスショーなども披露されていて、訪れた私たちを最高のおもてなしで迎えて下さいました。
また、同会場で行われたメインフォーラムでは、コーディネーターに池田健三郎氏、パネリストに小泉進次郎氏、櫻井よしこ氏、西本由美子氏、山下憲太郎君をお招きし、震災後の課題やそれに対する様々な多角的な意見が出されておりました。フォーラムの最後には今回の復興創造フォーラムの開催に合わせて作られた歌を地元の中学生が合唱して会場は大きな感動と大きな拍手に包まれ、2日間にわたって開催された復興創造フォーラム2014が幕を閉じました。
2日間を通して復興が進んでいる部分とまだ復興が進んでいない部分とを実際に見て、地元の人からの話を聞き、被災地のリアルな現状を実感することができ、遠くはなれた九州に住む私たちに何が出来るのかをしっかりと考えさせられる経験となりました。
復興創造フォーラムを開催して頂いた、日本JC災害復興支援委員会、いわき青年会議所の皆さんに心から感謝申し上げます。
参加された皆さん本当にお疲れ様でした。