理事長所信・基本計画

玉名青年会議所2025年度スローガンの画像

 

2025年度 一般社団法人 玉名青年会議所 理事長所信

 
一般社団法人玉名青年会議所
第69代理事長 井手 健輔

 

~はじめに~

1949 年より始まった日本の青年会議所運動は、1957 年には玉名の地でも巻き起こり、全国で126 番目の青年会議所として、玉名青年会議所が誕生しました。
私は、1986 年に山鹿市に生まれました。玉名高校に進学したという縁はございましたが、その後 10 年以上にわたって、玉名に縁はございませんでした。その私に転機が訪れたのが、2016 年に事業所を開業する際です。私は 2016 年 7 月に玉名の地を開業場所と選定し、事業所の設立とほぼ同時に玉名青年会議所の門をたたくこととなりました。
当初は、仕事につながればと思って入ったこの団体でしたが、実際に入ってみると、目先の損得を考えることなく、真剣に地域課題をはじめとする多くの課題に向き合い、その課題を解決するための目的や手法を考え、明るい豊かな社会を実現するために日々活動できることや、その活動を共にやっていく仲間に出会えたことに感謝するようになりました。
現在、青年会議所に限らず団体、会議体は多数存在しており、残念ながら青年会議所もその一つと捉えられがちです。しかしながら、青年会議所は社会の課題を解決することで明るい豊かな社会を実現する唯一無二の存在です。そのような団体であるからこそ、青年会議所はこれからも真に必要とされる団体であり続ける必要があります。

 

〜地域から必要とされる〜

玉名青年会議所の活動エリアは玉名市、南関町、和水町、長洲町、玉東町の 1 市 4 町に荒尾市を加えた 2 市 4 町となります。これまで玉名青年会議所は、長年にわたって玉名地域のまちづくりに寄与してきました。
地域のまちづくりに寄与することで地域に必要とされる団体となるべきですが、そのためには背景となる地域のニーズを適切に把握し、それをどのような目的、手法で解決するかを十分に考える必要があります。それができてこそ、真に地域から必要とされる団体となります。
玉名青年会議所においては「マラソンを活用したまちづくり」のビジョンが 2017 年の 60 周年において掲げ、既に玉名市においてフルマラソンも実施に至っております。過去にはフルマラソンの周知を目的とした事業を多く開催してきましたが、2024 年度は委員会が地域のニーズを適切に把握する中で、玉名市と桃園市がマラソン協定を締結していることを契機として、国際の要素を取り入れ、桃園 JC や楊梅 JC との国際交流を通じることで、フルマラソン大会を単に開催するだけではなく、それを活用することで経済効果をもたらすという観点に着目するきっかけを作りました。2025 年度においても、実施に至ったフルマラソンそのものを目的とするのではなく、より広い視野で活用することが必要となってきます。そして、玉名市にとどまることなく、玉名青年会議所の活動エリア全体にとしての益をもたらすことで真に地域のニーズに沿い、また、青年会議所だからこそできる手法を用いることで、地域から必要とされる事業を実施します 。

 

〜未来から必要とされる〜

地域の未来は地域に住み暮らす子どもたちが創ります。そして、その未来を担う子どもたちの成長を支えてこそ、未来から必要とされる団体といえます。玉名青年会議所は長年にわたって青少年育成に取り組んできました。各年において、テーマや手法は異なるものの、目的は未来のこの地域を背負う青少年の育成でした。
我々は、親として地域の大人として、子どもたちに学びの機会を提供する責務があります。また、子どもたちが十分に学ぶことができる環境を整えてあげる義務もあります。
玉名青年会議所としては、子どもたちに学びの機会をこれまで多く提供してきました。これに加えて、2024 年度は子どもたちに情報モラルを知ってもらうための事業を実施しましたが、これを玉名市に提言することで、より高い効果を持たせようとしました。2025 年度においては、子どもたちにとって学びの機会となることはもとより、地域の未来を担う子どもたちが、この地域をよりよく知る機会となると共に、この地域に魅力を感じることで、この地域に残り、又は将来的に戻ってくることを一つの選択肢と考えてもらえるような事業を行います。そして、その事業が持続可能なものとなることで、青少年の成長に寄与することができると共に、より未来から必要とされる事業となることを目指します。

 

〜メンバーから必要とされる〜

青年会議所はメンバーに成長の機会を提供する団体です。その機会を提供できず、メンバーから必要とされないのであれば、団体としての存在意義は失われてしまいます 。冒頭に述べました、青年会議所が明るい豊かな社会を実現できる唯一無二の存在としてあり続けるには、その団体を支えるメンバーから必要とされ、愛される団体でなければなりません。
まずは、メンバーが数ある団体の中で青年会議所に所属する意義とメリットを(再)認識していただく必要があります。そのためにも、青年会議所だからできる事業であることはもとより、メンバーの個々人が社業に、もしくは生活に還元できるような実践的であり、なおかつメンバーのニーズを十分に酌んだものを提供することでメンバーから必要とされる事業を実施します 。併せて、青年会議所がどのような団体であるかも今一度メンバーに知っていただきます。
次に、新入会員が入会当初から戸惑わずに青年会議所の活動・運動を理解し、早期に青年会議所を自身にとって必要であると感じることができるように、十分なサポート体制を構築します。
真にメンバーに必要とされるということは、会員拡大にもつながります。メンバーから必要とされる団体であれば、メンバー自身の言葉で魅力を発信できます 。理想論となるかもしれませんが、拡大担当任せにせず 、個々のメンバーによって実効的に会員拡大を行います。

 

〜必要とされるための組織づくり〜

現在のメンバーを見渡しても、そのほとんどが自身の社業においてもプレイヤーであり、青年会議所の活動に時間を十分に確保できる人はいないと言っても過言ではありません。そのような集団であるからこそ、真に必要なことに時間を使う必要があります。
これは、組織運営においても同様です。もちろん青年会議所はメンバーのお金で成り立っておりますので、厳格にやる必要がある部分はありますし、徹底的に議論が必要となる会議も存在します 。しかしながら、忙しい人たちの集団だからこそ、柔軟でかつ臨機応変な対応が求められる場面も多く存在しますし、知恵を使い、工夫をすることで多くの問題は解決できたりします。物事の本質が何なのかを見極め、その本質に時間と労力を割くことができるような組織運営をしてまいります。
さらに、青年会議所としてのブランディングや広報にも注力します。せっかく実施している事業を始めとする素晴らしい活動、運動が残念ながら周知されていない現状もあります。そこで、もちろん活動・運動の質を上げていくことが大事であることは当然のことですが、広報活動を積極的に行うことで多くの方に我々の活動・運動を周知していきます。
時代に即した組織運営を行い、本質に注力できる体制を整えることで、必要とされる団体の礎を築きます。

 

〜みんなで作る例会の充実化〜

昨今、玉名青年会議所が抱える問題点として、例会出席率の低下が挙げられます。例会に出席することが当たり前だった時代からは考え難い事態ですが、これを解決するためには例会の質を上げることで、例会に参加する意義をメンバーに見出してもらうと共に、メンバー皆で例会を構築して、例会の開催を自分事としてとらえる必要があります。
事業を除けば、例会こそメンバーが全て集まる貴重な機会です 。例会の本質を見失うことなく、メンバーの全てが集まる貴重な機会を有意義なものとすることで、また、委員長や副委員長に限らないメンバーも巻き込んで例会を構築することで、よりメンバーにとって必要とされる例会を実施し、メンバーに青年会議所に所属する益を還元します。

 

〜むすびに〜

青年会議所は、「自分のため」に入会した人が、活動や運動を通じて自然と「他人のため」「社会のため」という意識が身につくように、所属の目的が変わっていく不思議な団体です。そして、この目的が変遷する過程を通じて、目先の関係にとらわれない真の人間関係を構築できる団体でもあります。
このような唯一無二の団体が、地域に、未来に、そして何よりメンバーに必要とされる団体としてあり続けるために、2025 年を駆け抜けます。

 

 

 

一般社団法人玉名青年会議所2025年度基本計画

 

【2025年度 スローガン】

誰からも必要とされる団体であれ