理事長所信・基本計画

 

2021年度 一般社団法人 玉名青年会議所 理事長所信

 
一般社団法人玉名青年会議所
第65代理事長 熊野 有郎

 

~はじめに~

1951年、「新しい日本の再建は我々青年の仕事である」という覚悟のもと、日本青年会議所は大きな一歩を歩みはじめました。それから70年という時が流れた今、世界規模で蔓延した新型コロナウイルスは、爆発的な経済危機や人々の生活自粛など、近年稀にみる大きな混乱を引き起こしました。また、令和2年7月豪雨では、熊本県内各地で河川の氾濫や土砂災害など人々が住み暮らすまちに甚大な被害をもたらしました。日本中が大きな失望感や悲しみに包まれている今こそ、青年会議所の創始の志を呼び起こし、私たち青年世代が俯くことなく上を向き、地域の再建に向けて新たな一歩を踏み出さなければなりません。

 

~咲き誇る、県北たまな~

私は2012年に玉名青年会議所に入会し、当初はそれなりに活動していこうという未熟な考えでいました。しかし、先輩方の熱い行動力を目の当たりにし、さらには熊本県内の多くの仲間たちと共に過ごした日々が私の心に意識変革を起こし、この生まれ育った玉名地域への感謝と誇りを芽生えさせる故郷への価値観を大きく変える時間となりました。

それから青年会議所会員として多くの経験を得る中で、玉名地域には、ここにしかない魅力があり、それを今までとは違った視点から見つめ直し、新たな色でまちの活力を漲らせ、住み暮らす人々がたくさんの笑顔で溢れる、「咲き誇る、たまな」を実現することが、今の玉名地域活性化に必要であると強く感じるようになりました。私たちの暮らしが新しい生活様式をはじめた今、私たち玉名青年会議所も新しいまちづくりで玉名地域を多くの色で彩り、玉名青年会議所の歴史を彩ってこられた先輩方の多大な努力と功績を紡ぎ、その内に新しい色を加えることで、まだ見ぬ“県北たまな”の大きな可能性を導きだします。

 

~才気ある仲間が玉名を彩る~

新しい1人の会員が入会し、その1人がやがて玉名のまちを運命的に大きく変えるかもしれません。青年会議所は全国各地に会議所が存在し、各地域のJAYCEEが自分の持つアイデアと行動力を活かして仲間と共に運動しています。しかしながら、新型コロナウイルスの影響など様々な青年会議所活動が制限される現状があり、私たちも新生活様式ならぬ新活動様式を実践していくために、様々な状況に応じて柔軟に対応できる才気あるJAYCEEに成っていかなければなりません。様々な個性を持つ会員が集まる玉名青年会議所は、1つの目標に向かってチームとして動き、それぞれの役割を与えられる中で、機転を利かせたアクションを起こせるLOMであり、これは先輩方から脈々と受け継がれてきた玉名青年会議所の特色といえます。これを継続していくためには1人でも多くの仲間が必要で、多くの卒業会員を迎えた今こそ、共に歩みを進めてくれる仲間の更なる拡大が重点的な課題となります。

会員の拡大を進めるにあたり、会員が青年会議所の魅力を伝えると分かっていても、それを一言で表すことのできないのがこの団体であり、会員それぞれが感じているJCに対する価値観は異なります。まずは、私がなぜ青年会議所に在籍しているのか、どこに魅力を感じているのかを率直に伝えることできれば、身近な青年世代を新しい仲間として迎え入れることができます。そして、十人十色の力をそれぞれが如何なく発揮するために、青年会議所としての在り方、JAYCEEとしての心構えを浸透し、入会が浅い会員でも、1人ひとりがJAYCEEとして、より充実した時間を過ごすことができるJCの環境づくりを進めていきます。

 

~新しいまちづくりで玉名を彩る~

玉名地域は、玉名市、和水町、南関町、長洲町、玉東町の1市4町から成り、有明海や菊池川が育んだ豊かな自然、九州新幹線新玉名駅や有明フェリー長洲港、九州高速自動車道菊水ICなど県北の交通拠点としても重要な役割を持つ地域です。玉名青年会議所においても創立60年での未来への提言を機に、ナイトリレーマラソン事業や第53回熊本ブロック大会in玉名など様々な場面で玉名地域が持つコンテンツを活かしたまちづくりの発信を進めてきました。本年度は、玉名地域の誇れる魅力を多角的に見つめ直し、今までにはなかった新しいまちづくりの色として発信し、市民が「玉名JCが見せてくれる玉名って楽しい」と感じてもらえることをテーマとし、その中に市民と行政や地域団体、そしてJCが1つになって新しい地域の彩り溢れる未来を描く芽生えとなることを感じていただける誰の目にも見える明白なまちづくりを展開していきます。

 

~希望ある子どもたちの未来を彩る~

新型コロナウイルスの影響により、子どもたちは学校で学ぶ環境だけでなく、外で友達と元気に遊び、今しかできない色々な体験や経験をすることが難しい制限された時間を過ごしています。子どもたちは、生まれてから成人するまでの限られた時間を過ごす中で、大人になっても忘れられないようなたくさんの思い出をつくることで、未来への夢を抱き、心ある大人へと成長していきます。そして、その環境を与えてあげることは私たち大人の責務であります。今このような時代だからこそ、玉名青年会議所が長年築いてきた青少年育成事業の歴史と経験を活かしつつ、2019年より青年会議所が推し進めているSDGsについても学びの1つとして含めることで、子どもたちが仲間たちと共に元気に楽しい時間をとおして、思いやりの心や社会的な学びを得るきっかけとなる新しい形の青少年育成事業を展開していきます。

 

~柔軟な組織運営でJCを彩る~

JCは厳しく洗練された規律を礎として、様々な事業を展開しています。1つの事業を実施するまでに一切の妥協を許さず、長い期間の議論を繰り返すことでようやく運動として発信されます。本年度はJCの歴史が築き上げた規律ある土台を守りつつも、様々な要因を想定した上で動くことのできる、新しい時代に合わせたフットワークの軽さを備えた柔軟な組織運営にも取り組んでいかなければなりません。会議1つにしてもWEB形式も活かし、コンプライアンスを遵守した公益性のある運営形態を維持し、そして多くの人々に私たちの運動が届く中身のある広報活動を実施します。従来の組織運営と時代に合わせた仕組みにバランスを持たせつつ、何事においても迅速に判断できる、そして確実な対応ができるJCとして成長していきます。

 

~むすびに~

県北玉名地域には玉名青年会議所があります。玉名に住まう方々にJCを知ってほしい、JCを楽しみにしてほしい、JCで笑顔になってほしい。そう思ってもらえるような地域から必要とされる団体となるべく、私たちが心を1つにして行動に移すことは大きな波紋を起こし、たまな地域全域に広がりをみせます。これから築き上げる玉名青年会議所の道は、行政とのパートナーシップを深め、多くの地域団体と互いに手を取り合い、住み暮らす市民と足並みを揃えて未来を歩む、みんなと笑顔で活力漲る“たまな”を創造していく道です。玉名青年会議所の先輩方が築き上げた道を振り返り、そこから見える新しい景色に向けて歩みを止めないことが、いつまでも力強く咲き誇る地域の明るい豊かな社会を実現していきます。

 

 

 

一般社団法人玉名青年会議所2021年度基本計画

 

【2021年度 スローガン】

咲き誇る県北たまな

~新しい色でまちを彩ろう~

 

 

【2021年度 基本方針】

1.笑顔が溢れる新しいまちづくりの推進

2.夢を描き、心ある青少年の育成

3.個性を活かし、才気ある人材の育成

4.柔軟性を持ち、迅速に決断する組織運営

 

【2021年度 事業計画】

1.まちづくり事業

2.青少年育成事業

3.会員育成事業

4.玉名地域で行われる活動への参画

5.命を救う献血事業

6.みんなで楽しめる家族交流事業

7.日本JC・九州地区・熊本ブロック協議会が提唱する事業